2017-07-03

感じる事

キム ホノ:手付きカップ
良く お客様に聞かれる事があります

「これには何が描かれているのですか?」
「これは何をイメージした作品ですか?」

正直に言います

・・・・わかりません

分かる事は
作家が「素敵だな」とか「綺麗だな」と思うモノが表現されているという事

作家にとってモノツクリは生活の一部
きっとその中で何かを見つけ出し
表現されていると思われます

感受性の強い作家は
僕たちが普段「汚れているな」とか「雑然としているな」
などと思うところから
美しいモノを見つけ出す鋭い眼を持っています

美しいモノに対するアンテナの張り方が違うのです

作り手が何を描き
何をイメージしたのかが重要な事ではなく
それに触れて
何を感じたかが重要な事であります

器には「見どころ」と呼ばれる
「良い作品である為の条件」がありますが
そんなマニュアルやHow toに依存するのではなく
自分の感覚で作品の善し悪しを見極める方が
きっと愉しいのではないでしょうか

自分が良いと思うモノを
何かに当てはめたり
文章にしなくてはいけないという事はありません

感じる事が
うつわや人生の愉しみを増やしてくれると僕は考えます