2021-10-08

中田 篤:杯


全国の中でも

地震多発である茨城県に在る

器林では

営業後に地震対策をしてから

帰路に就きます


碗やカップは伏せたり

倒れ易いモノは予め倒しておいたり

棚の上段のモノは下段に移したり

不安定のモノや

大きいモノは

箱に仕舞ったり

床に降ろしてから

帰ります


この作業に

30分程 費やすので

毎日の手間ではあるのですが

その甲斐あってか

地震による破損は経験しておりません


作家が身を削って作った

大切なモノを

いくら地震が多いとは言え

対策も何もせず「割れました」では

顔向けが出来ないし


無くなったからと言って

工業製品のように

直ぐに補充出来ないので

より慎重になります


とは言え

棚に並んでいる営業中や

10年前のような大きな揺れがきたら

一溜りも無いので

その時が来る覚悟を持って

毎日を過ごしています