2021-06-08

キムホノジャンボリー展作品:注器

 2008年の作品です


キムホノ作品は

左右の対称とか

均整なんていう

シンメトリーとは無縁な世界

理解はしていたが

此処まで違うモノかと

まじまじ

眺めてしまうのです




人間は

完全なる左右対称で無いにも関わらず

古代の胸像が

左右対称なのは

シンメトリーな様式美が

憧れの想像美であったからこそ


でも


現実世界の

人間臭い

アシンメトリーな様式美の方が

不完全を許す

安堵感や

親近感があるように思えるのであります


傍に置いておきたいのは

どちらの美しさですか?